2022年1月29日土曜日

【ネスペ過去問解説】令和3年度 午後Ⅰ 問2-作ってみた⑦(E社の基本設定)

  【ネスペ】令和3年度午後Ⅰ-問2-設問4(1)


企業の統合によってD社にE社をくっつけることなりました。
今までお客さん先の移転や、フロアのレイアウト変更でのネットワーク構成



ちなみに、Cisco Packet Tracerの使い方で参考したサイト↓
※過去問を解いてない方はサイトマップを見てください。
今回作るネットワーク構成の説明は、こちらです。




問題の構成

問題文は以下でした。

(1)本文中の下線⑤について、到達できないD社内ネットワーク部分を、図2中のa~lの記号で全て答えよ。

本社のOSPFのエリアは0でしたが、E社のエリアも0なのよね。それでネットワークアドレスが172.18.0.16/16だそうです。
だから構成としては、下のようになります。
ありゃま、支社のエリア1にエリア0が分断されているようです。
その中で、E社からどこまで通信ができるかがポイントとなります。


Configの設定


Cisco Packet Tracerを使ってE社の構成をつくるあたって、勝手にこんなネットワークにしました。

 ●物理構成


 ●ネットワーク論理構成(アドレス体系)



L2SW13のConfig(かなり抜粋)


L2スイッチは各インターフェースにVLANを割りあっていくだけの簡単な設定です。
あと、L2SW12や、L2SW14~L2SW15はL2SW13とほとんど同じですので割愛しますね。

 hostname L2SW13
 vtp mode transparent

 int g0/1
  switchport access vlan 1801
  switchport mode access

 interface Vlan1801
 ip address 172.18.1.253 255.255.255.0
 ip default-gateway 172.18.1.254


L3SW6のConfig(かなり抜粋)

もう、これについても今まで設定した内容とほぼ同等です。L3SW7についてはVLAN-IDやIPアドレスが異なるだけなので、割愛しますね。

  hostname L3SW6
  vtp mode transparent
  
  int g1/0/1
   switchport access vlan 1810
   switchport mode access
  
  int g1/0/2
   switchport access vlan 1801
   switchport mode access
  
  int g1/0/3
   switchport access vlan 1802
   switchport mode access
  
  interface Vlan1810
   ip address 172.18.10.254 255.255.255.0
  
  interface Vlan1801
   ip address 172.18.1.254 255.255.255.0
  
  interface Vlan1802
   ip address 172.18.2.254 255.255.255.0
  
  interface Loopback0
   ip address 1.1.1.6 255.255.255.255
  
  ip routing
  router ospf 1
   router-id 1.1.1.6
   network 172.18.10.254 0.0.0.0 area 0
   network 172.18.1.254 0.0.0.0 area 0
   network 172.18.2.254 0.0.0.0 area 0


・・・って、支社のOSPFエリア1を設定するところまではできるのですが、本社のエリア0が離れているので、登録ができませんね。
ということで、問題となっている通信できないエリアは、本社のネットワークを全部選択することになります。

さいごに

今回は基本設定をしただけです。実際のつなぎの部分は、次回で。
お楽しみに~。では!