いよいよネットワークの統合の大詰めです。
どうも。少し時間が空いてしまいました。D社のネットワーク統合も大詰めになってきました。E社のネットワークをくっつけて、ちゃんと通信ができるようにOSPFを流さないといけません。では、始めます!
※他の過去問の解説はこちらから
https://nwspgogomon.blogspot.com/2021/12/blog-post.html
設問4.[D社とE社のネットワークの統合の検討]について、(1)~(3)に答えよ。
(1)本文中の下線⑤について、到達できないD社内ネットワーク部分を、図2中のa~lの記号で全て答えよ。
まず、図2は以下です。
E社は、図2で緑の枠で囲った部分です。今ここがOSPFのエリア0で、支社がエリア1、
そこに本社のエリア0が数珠上につながっている状態ですね。
E社からすると本社が同じOSPFエリア0でかつ、支社のエリア1が邪魔をしてつながることができません。これは簡単。本社のネットワークのエリアを全部選べばよいですね。
答え.h、i、j、k、l
(2)本文中の下線⑥について、フロア間OSPF追加設定を行う必要がある二つの機器を答えよ。また、その設定内容を25時以内で述べよ。
まず下線⑥とその前後は以下です。
下線⑤、つまり本社とE社のOSPFエリア0が支店のエリア1によって分離されている状態をどうにかする必要があるのですね。
この場合には、OSPFエリア0同士を仮想リンクという技術でつながないといけません。
私は、仕事でもこの設定をしたことがなく、説明に自信がなかったのでググってみました。(一応前に勉強したので正解はできましたよ!)。
説明を引用しますと、「OSPFでは、全てのエリアが必ずバックボーンエリア( エリア 0 )に直接接続している必要があります。しかし、設計の段階で想定し得なかったエリアの拡大などで、エリア 0に直接接続できないエリアが発生する場合もあります。そのような場合に仮想リンクの技術を導入することで2台のABR間に論理リンクを確立させてエリア0への到達性を実現できます。なお、仮想リンクを確立する上で、リンクの両端の2台のABRはOSPFネイバー同士が直接接続している必要はありません。」とのこと。
ふむふむ。
なるほど。
いや~。上のサイトは仕事でもよく見ることが多いのですが、さすがわかりやすいです。
まず二つの機器ですが、図2を見ると、今回ケースの場合は、エリア境界ルータとなる支社1のL3SWと本社のルータですね。その2台の機器同士がエリア0の情報を共有しあうことになります。(面白い。今度機会があったら仕事でも使ってみます。)
答え.ルータ、L3SW1、OSPF仮想リンクの接続設定を行う
(3)本文中の下線⑦について、設定が必要なネットワーク機器を答えよ。また、その設定内容を40字以内で述べよ。
下線⑦とその前後は以下です。
本社のルータでは、172.16.0.0/16に集約したルーティング情報を設定しましたが、L3SW1では、これまでは支社の個別設定だけが登録されていました。
E社とのつなぎであるL3SW1がエリア1のエリア境界ルータになってしまうので、172.16.0.0/16の管理が必要となるのですね。
答え.L3SW1,OSPFエリア1の支社個別経路を172.16.0.0/16に集約する。
さいごに
今年も定期的にアップしますので、参考にしていただければと思います。
皆様が合格して、良い年になることを祈っております!
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